LUTOSŁAWSKI / BARTÓK - PAAVO JÄRVI, CINCINNATI SYMPHONY ORCHESTRA : Concerto For Orchestra / Fanfare For Louisville / Concerto For Orchestra

  • フォーマット: CD [CD-80618]
  • 重量: 0.1kg
  • レーベル: Telarc

2,680円

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Paavo Järvi指揮Cincinnati Symphony Orchestraによる迫力満点のルトスワフスキの「管弦楽の協奏曲」とバルトークの「管弦楽のための協奏曲」。
ルトスワフスキの「ルイヴィルのためのファンファーレ」というレアな曲もやってます。
2005年5月録音。
オススメです。

「指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーからの委嘱により1943年に書かれたバルトークの『管弦楽のための協奏曲』と、その成功を受けて、指揮者ヴィトルド・ロヴィツキに委嘱され1950年から54年にかけて書かれたルトスワフスキの『管弦楽のための協奏曲』。そして、ルイヴィル管弦楽団から委嘱され1986年に書かれたルトスワフスキの名技的な『ルイヴィルのためのファンファーレ』をアンコール的小品として収録したオーケストラ・ファン注目のアルバムの登場。
これらの作品はどれも高度な演奏技術を要するもので、現在絶好調のパーヴォ・ヤルヴィ&シンシナティ交響楽団のコンビにはまさにうってつけのプログラム。ちなみに往年の巨匠フリッツ・ライナーは、バルトークの渡米に尽力し、シゲティと共に、クーセヴィツキーに対してバルトークに作曲委嘱するよう働きかけた人物であり、当時はシンシナティ交響楽団の常任指揮者を務めていたということで、シンシナティ響とこの作品にも縁浅からぬものがありそうです。
20世紀を迎え飛躍的に向上したオーケストラの技術を生かすべく、さまざまな作曲家により数多く書かれることとなった『管弦楽のための協奏曲』の中でも、最も人気のあるのがバルトークの作品で、それに次ぐ人気を誇るのがルトスワフスキの作品。
バルトークのオケコンは周知の通り、ハンガリーの民俗的な旋律やパロディなども交えながら、高度なオーケストレーションによって、楽員それぞれが重要な役割を果たすという「協奏曲」として書かれているのが特徴で、そこにはバルトーク好みの形式や音階を用いながらも、きわめて明解で合理的な雰囲気の作品に仕上がっているのがポイント。
ルトスワフスキのオケコンは、ポーランドの民俗的な旋律を用い、部分的に無調による対位法まで交えながら、パッサカリア、アリオーソ、コラールといったバロックを髣髴とさせる技法を導入、20世紀なかばの作品としては聴きやすく、しかもオーケストラのヴィルトゥオジティが存分に発揮される音楽となっています。
パーヴォ・ヤルヴィは名指揮者ネーメ・ヤルヴィを父に、1962年にエストニアのタリンに誕生。生地の音楽院でパーカッションと指揮を学び、父と共に渡米後、カーティス音楽院とロサンジェルスで指揮の勉強を継続。バーンスタインに大きな影響を受けたといいます。
現在のパーヴォ・ヤルヴィは、オーケストラをよく歌わせ、かつバランスよく鳴らすことにかけて卓越した手腕を発揮することでも知られており、加えてパーカッション出身ということもあって、打楽器系への配慮も万全なのが嬉しいところです。

【収録情報】
・ルトスワフスキ:管弦楽の協奏曲
第1楽章:イントラーダ
第2楽章:カプリッチョ・ノットゥルノとアリオーゾ
第3楽章:パッサカリア、トッカータとコラール
・ルトスワフスキ:ルイヴィルのためのファンファーレ
・バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116
第1楽章:序章
第2楽章:対の遊び
第3楽章:悲歌
第4楽章:中断された間奏曲
第5楽章:フィナーレ

シンシナティ交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2005年5月、シンシナティ[DSD Recording]」



- Concerto For Orchestra
Composed By – Witold Lutosławski
1 I. Intrada 7:14
2 II. Capriccio, Notturno E Arioso 6:22
3 III. Passacaglia, Toccata E Corale 16:09
4 Fanfare For Louisville 1:29
Composed By – Witold Lutosławski
Concerto For Orchestra
Composed By – Béla Bartók
5 I. Introduzione 10:36
6 II. Giuoco Delle Coppie 6:43
7 III. Elegia 7:51
8 IV. Intermezzo Interrotto 4:10
9 V. Finale 10:24

Conductor – Paavo Järvi
Engineer – Michael Bishop
Liner Notes – Eric Dudley, Jonathan D. Kramer
Orchestra – Cincinnati Symphony Orchestra
Producer – Robert Woods
Recording: Music Hall, Cincinnati, May 1-2, 2005.

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