KLIMPEREI & ÉRIC CHABERT : Dealings

レコメン系おもちゃサウンドのファンにはおなじみのクリンペライとそのクリンペライのカセットを出してたリヨンのレーベルUnderground Productionsの主宰者Eric Chabertの2016年リリース。
説明不要のヨレヨレおもちゃ系レコメンPOP！！
結構レアです。
お早めに。

「1985年以来リヨンを拠点に活動するクリストフ・ペチャナッツが率いる集団プロジェクト、クリンペライの空想的なおもちゃの音楽は、解体されたおもちゃ、破裂したパイプの付いたオルガン、キーキーと鳴るチューニングのずれたギター、緩んだほうきなど、多くの小さなものから多くのことを生み出します。50枚以上のレコードとテープを制作し、世界中の何十ものレーベルから発信されているクリンペライは、子供時代のオルゴールが大人向けの回転木馬に変わり、ワルツが酔っぱらいのプログレッシブなチャントに変化し、ポストパンクがローファイ室内楽を再訪する、世界の中に世界を再現します。大胆さと野心の邪魔をしない謙虚さと慎重さの芸術ですが、野心は商業的なチャネルから遠ざかっています。彼についてはニーノ・ロータやエリック・サティがしばしば想起されるが、クリス・ノックス、ピエール・バスティアン、ゲダリア・タザルテス、パスカル・コメラデといった分類不能な人物との親子関係も見出すことができる。

「アンダーグラウンド・プロダクションズ」レーベルの創始者で、レコード発売直前に残念ながら他界したエリック・シャバートによって英語で歌われた「ディーリングス」の曲は、ジョン・B・コーナウェイ（1957-1994）の詩の翻案である。コーナウェイは「ヘリゴランド」の作者であり、シャバートが自身のグループ、ロス・パラノスとクリンペライの最初のカセットをリリースしていたときに、ペチャナッツの最初のテキストを出版した。「30年後に、まるで偶然のようにこの2人を結びつけるのは、奇妙なフィクションの一種です」とペチャナッツは認めている。「ジョン・Bのテキストは、私が依頼したのか、彼から提出されたのか覚えていません。エリックさんの歌声は、Totentanz（1987年）やDents（2005/2006年）ですでに使われていて、こうして私たちは午後を過ごさなければならず、エリックさんの病気について一緒に思い悩む代わりに音楽を作っていた。すべてがうまくいったんだ。」 シャベールさんのかすれた声は依然としてその活力をすべて表しており、クリンペライはその間に合わせの小道具を出し、メロディカ、バンジョー、鉄琴を召喚する。幼稚さのない子供のようなこれらの「小さな下品な作品」は時々歯をむき出しにするが、噛み付くことは決して暴力的ではない。ワニの涙は使い古されたおもちゃに注がれ、音の枕投げが繰り広げられる一方、時には人生全体を邪魔する灰色の雲が流れていく。ふらふらとしたキャバレー・カンタータ（Cup of Tea）、ポットラック・カンタベリー・スクール（Spoil）、悲しい太陽の下でのパンク・ワルツ（Hard）、アコースティック・フリー・ブルース（Solution、Wear On）、または混乱したクラウトロック（Soon）。嵐のような口の中の心の塵、黒いキャンディディスペンサー、「割れたボトルとヴェールブリゼ」。声門を震わせるすすり泣きはすぐに抑えられます。なぜなら、そうです、すべてにもかかわらず、クリンペライでの生活は素晴​​らしいからです。そして、コーナウェイは言う、風は決して消えることはありません」



A1 Wear On 2:10
A2 Leap 2:24
A3 Dust 1:48
A4 Spoil 2:19
A5 A Cup Of Tea 2:35
A6 Hard 1:29
A7 I Don't Know 3:35
B1 Solution 2:31
B2 Wind 2:51
B3 Broken 1:40
B4 Take 4:31
B5 Soon 2:13

Backing Vocals – Claire Lamy (tracks: A5), Lola Petchanatz (tracks: A5), Sébastien Morlighem (tracks: A6)
Cover [Front Cover - Image By] – Emmanuelle Pidoux
Instruments [All Instruments], Backing Vocals – CP
Layout [Cover Layout] – Marylène Gonçalves
Lyrics By – John B. Cornaway
Mastered By – Patrick Müller
Mixed By – CP
Mixed By [Mixed With] – Éric Chabert
Music By – Christophe Petchanatz, Éric Chabert, Klimperei
Recorded By – CP
Vocals – EC
Whistling – Sébastien Morlighem (tracks: A6)
Composed some afternoons of June, July, August, 2014 & January, February 2015.
Recorded at Klimperei's Studio in Lyon some days between January and April 2015.
Mixed for Underground Productions.
Runouts are hand-etched.