IANNIS XENAKIS : Orchestral Works & Chamber Music

ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人前衛作曲家ヤニス・クセナキス。
建築家でもある人だけに作曲に建築や数学理論を取り入れたことでも有名です。
89人による「Ata (1987)」、２人のメゾソプラノと５人の演奏者による「N'Shima (1975)」ももちろん名曲ですが、やはりこのアルバムは「Metastaseis (1953 - 54)」が聴きどころ！！
その他「Jonchaies (1977)」とか、クセナキスは大人数のがイカついです。

「メタスタセイスは、ヤニス・クセナキスによる61人の音楽家のための管弦楽オリヴィエ・メシアンに師事した後の1953年から54年にかけて書かれドナウエッシンゲン音楽祭ハンス・ロスボーにより初演された。この作品はもともと、アナステナリアと題されたクセナキス三部作（明るい行列と犠牲と共にの一部であったが、クセナキスによって切り離されて単独で演奏された。
Metastaseisには 61 人の演奏者 (12 の管楽器、 7 つの楽器を演奏する3 人の打楽器奏者、46 の弦楽器) のオーケストラが必要ですが、2 人の演奏者が同じパートを演奏することはありません。この曲は、各演奏者が異なるピッチレベルと時間でグリッサンドを完成させる役割を担うサウンド マス技法を使用して書かれています。この曲は弦楽器が支配的で、曲の冒頭でユニゾンで演奏され、その後 46 の独立したパートに分かれます。」



Tracklist
1 Ata (1987), for 89 Musicians 14:47
Conductor – Michael Gielen
Orchestra – SWF Symphony Orchestra
2 N'Shima (1975), for two Mezzo-Sopranos and five Musiciens 16:33
Conductor – Rachid Safir
Ensemble – Les Jeunes Solistes
3 Metastaseis (1953 - 54), for 60 Musicians 8:23
Conductor – Hans Rosbaud
Orchestra – SWF Symphony Orchestra
4 Ioolkos (1996), for large Orchestra 6:51
Conductor – Kwamé Ryan
Orchestra – SWF Symphony Orchestra
5 Charisma (1971), forr Clarinet and cello 4:31
Cello – Siegfried Palm
Clarinet – Hans Deinzer
6 Jonchaies (1977), for 109 Musicians 15:05
Conductor – Gilbert Amy
Orchestra – Nouvel Orchestre Philharmonique