JOHN CAGE : One⁷ | Four⁶

ケージの晩年の作品である数の音楽。
ポーリン・オリベロスに献呈された「ONE7」とピアノ内部演奏の「FOUR6」。
どちらも「間」がいっぱいあるミニマルなサウンドがたまりません。
大音量で聴くとても良いです。
オススメ！

「ザビーネ・リープナー（ピアノ）
録音：① 2012年5月、② 2013年7月
★晩年の６年間、ケージは、いわゆる「数の音楽」を書いていました。これは、「ONE7」「FOUR6」の２作品の、ピアノ版世界初録音盤。
★「数の音楽」は数字のタイトルが付されており、その数字は、演奏者の数、あるいは、その作品の部分の数を指します。また、同じ演奏者数の作品が複数ある場合、上付き数字で区別されます。たとえば、ここに収録されている「ONE7」シリーズは、一人の演奏家のための作品シリーズの第７番のこと。この作品は、唯一女性作曲家ポーリーヌ・オリヴェロス（1932年生まれ）に献呈されたという意味で特別なもの。「FOUR6」の要素も感じられる作品で、さらに、作曲家自身による参考用のピアノ版演奏録音が残されています。「FOUR6」は、４つの部分から成る作品ですが、リープナーは、４つの部分それぞれで、ピアノの奏法を変えています。第１部はいわゆる普通の奏法で、第２部はプリペアード、第３部はピアノの弦をはじき、第４部はノイズのような音を出しています。多重録音されており、これにより、４人の演奏家が同時に演奏しているような雰囲気も作り上げられています。」



1 One⁷ 30:00
2 Four⁶ 30:00

Booklet Editor, Layout [Booklet Layout] – Ulrike Bretz-Faust
Composed By – John Cage
Cover [Cover Art] – Hj. Kropp
Engineer – Kirsten Ermeler
Engineer, Producer, Edited By – Jörg Moser
Liner Notes – Clemens Gresser
Liner Notes [English Translation] – John Patrick Thomas, W. Richard Rieves
Piano – Sabine Liebner
Technician [Piano Tuning] – Christian Fischer (tracks: 1), Christian Rabus (tracks: 2)
Released in clear tray jewel case with 28-page booklet including liner notes in German & English.

Recorded: 4. Mai 2012 (1) and 1.-2. Juli 2013 (2).
First recording of the version for piano.