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:: 北村皆雄 : 北村皆雄の一九六〇年代
本、雑誌
商品29/54
北村皆雄 : 北村皆雄の一九六〇年代
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フォーマット: Book [ISBN-13:978-4990595494]
重量: 0.05kg
レーベル: Engine Books
550円
映画監督、北村皆雄の'73年までの活動についてのインタビューとフィルモグラフィー。
24 Pages
20.9 x 14.9 x 0.2 cm
「本冊子は映画監督、北村皆雄の1973年までの活動についてのインタビューとフィルモグラフィーを収録している。北村は1961年に早稲田大学第一文学部演劇専修へ入学する。北村は1962年秋の早稲田祭のために大隈講堂での演劇の上演を予定していたが、その舞台は上演できなくなり、かわりに平岡正明、宮原安春らが結成した犯罪者同盟らが公演を行うこととなる。この犯罪者同盟による公演にはのちにハイレッド・センターを結成する高松次郎と中西夏之、そして、作曲家の小杉武久らも参加することとなった。北村は1963年にTBSテレビの芸術祭参加番組「正塚の婆さん」の制作に参加する。この番組の演出は大山勝美、脚本は橋本忍、音楽は武満徹、演出助手は高橋一郎、鴨下信一、村木良彦、実相寺昭雄、久世光彦がそれぞれ担当している。1964年に北村は自主映画製作プロダクション「グループV」を結成し、自主映画「白い影への対話」を製作した。この映画にはハイレッド・センターによるオブジェが全編にわたって登場し、音楽は小杉武久が担当している。1965年に北村は大学を卒業し、短期間ではあるが岡本愛彦のプロダクションに所属する。ここで北村はテレビ・ドキュメンタリー「日本の道路」の監督を務め、その後は映画プロデューサー松崎啓次のプロダクションにて「下筌ダム代執行の記録」(一柳慧音楽)などの作品を手がけた。こうした活動と並行して、北村は大学時代の友人である宮井陸郎と「ユニット・プロ」を結成し、「映像芸術の会」にも参加する。後者の機関誌「映像芸術」では第2期(1966年6月から1968年2月、松本俊夫編集長)の編集委員となり、北村と宮井はこの雑誌に三島由紀夫論を寄稿し、北村らの論文には三島からの返答があったという。1967年には日本テレビ制作「すばらしい世界旅行」の真船禎演出「南インドの旅 マドラスの象少年」にて演出助手を務め、そして、1968/69年には東京12チャンネル「ドキュメンタリー青春」の田原総一郎演出「わたしは密輸団のレポ」「バリケードの中のジャズ ゲバ学生対猛烈ピアニスト」(山下洋輔ら出演)の構成を担当した。1969年には沖縄・久高島の祭り「イザイホー」を撮影した映画「神屋原の馬」(小杉武久音楽)を完成させ、1970年には長谷川元吉の撮影、沖至らの出演・演奏による「水と炎の幻想」を監督している。」
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