TOMOKO MUKAIYAM : Canto Ostinato

複数台のピアノのために作曲されたオランダの作曲家シメオン・テン・ホルトの代表作『カント・オスティナート』。
2015年の名盤。
ミニマルファンは必聴です。
めちゃくちゃオススメです。

「複数台のピアノのために作曲された『カント・オスティナート』は、オランダの作曲家シメオン・テン・ホルトの代表作です。典型的なミニマル音楽ですが、彼の作品は、よくあるような無機質な音の羅列ではなく、感情を伴う美しい動きに満たされています。
原則として１０６のパートが積み重なって陶酔的な響きが創り上げられていきますが、使用する楽器は演奏者に委ねられており、ピアノでも、オルガンでも、また弦楽合奏を選択してもかまいません。曲の進行も実に自由なので、演奏時間も特に決められておらず、その時の雰囲気が全てを決定します。
このアルバムでは２人のピアニスト、向井山朋子とゲラルド・バウハウスは78分34秒の間、ひたすら音を紡いで行きます。音が現れては消え、積み重なっては崩れてを繰り返しながら、少しずつ世界が変容していきます。時には悲痛な叫びと聞こえることもあれば、歓喜の絶頂を感じさせることもあります。もちろんどのように受け取っても構いません。こちらも聞き手の自由に任されているのです。色や光が見えることもあるでしょう。苦い思い出に涙することもあるかもしれません。こちらも自由なのです。（Tomoko Mukaiyama Foundation）」



シメオン・テン・ホルト(1923-2012):カント・オスティナート [78:34]
1. 19:37
2. 14:06
3. 6:32
4. 16:12
5. 22:03
Piano: Tomoko Mukaiyama, Gerard Bouwhuis
Recording date: December 1 & 2, 2014
Recording location: Grand Theatre, Groningen, the Netherlands